こんにちは、チヂミ作りにどハマりしている「エネルゲってる?」ライターの松嶋です。
本記事は、おうちごはん研究部の阿部さんご協力の下、「ローソンの鉄板手焼海鮮チヂミを超えるチヂミ作り」に挑戦する企画の後編となります。
・これまでにチヂミを作った経験はあるけど味がイマイチだった
・外側がカリッと仕上がらずにベチャッとしたチヂミになった経験がある
・ビールのお供としてチヂミを作りたいけどレシピが分からない
そんな方も、「外側はカリッと、内側はトロッとした食感で、ビールのお供にも最高なワンランク上のチヂミレシピ」が作れるようになりますよ!
今回おうちごはん研究部にて日々料理の研究を行っていらっしゃる阿部さんにレシピを考案して頂きました。
ローソンのチヂミを超えたことは言うまでもないのですが、夢中で食べてしまうほど、最高に美味しいチヂミレシピを作って頂きましたので、ぜひご自宅で再現していただけると嬉しいです。
はじめに阿部さんがレシピを考案してく様子と、完成したレシピについて書いています。
目次の2からは、レシピ開発の裏側についてインタビューした内容を書いていますので、ぜひ、最後まで楽しんで頂けたらと思います。
1、ローソンのチヂミを遥かに超える最強レシピがこちら!
早速ですが、阿部さんに考案していただいた2種類のチヂミレシピをご紹介します。豚バラ肉のチヂミと海鮮チヂミどちらも最高に美味しいですので是非一度作って見て下さい。
動画でも阿部さんが作り方を紹介しているのでご確認下さい
豚バラ肉のチジミのレシピ
豚ばら肉のチヂミ 材料(フライパン28~30㎝で1枚分) | |
---|---|
豚バラ肉 | 150g |
にら | 1/2束 |
じゃがいも(メークイン) | 1個 |
卵黄 | 1個分 |
強力粉(なければ薄力粉) | 60g |
片栗粉 | 20g |
水 | 200cc |
菜種油 | 適量 |
塩 | 適量 |
タレの材料 | |
醤油 | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1 |
コチュジャン | 小さじ1 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
水 | 大さじ1/2 |
すり胡麻 | お好みで |
にんにく(擦りおろし) | お好みで |
①分量の水に強力粉(または薄力粉)、片栗粉を入れたら、泡立て器等でよく混ぜ合わせておく。タレも分量の材料を混ぜ合わせ作っておく。
※粉をザル等で一度ふるってあげるとダマになりづらいです。
②ニラは3㎝幅、豚ばら肉は5㎝幅位にカットし塩を適量振っておく。じゃがいもは皮をむき千切りにする。①に卵黄を入れて、混ぜ合わせておく。
※卵白も入れてもいいですが、若干粉っぽくなるのと、食感が変わってきます。
③熱したフライパンに大さじ2~3位の油を引いたら、豚肉を焼いていく。フライパン全体に広げながら焼き、ある程度火が通ってきたら、良く混ぜ合わせた生地にニラを浸した後、トング等で豚肉の上に乗せていく。
※ニラは焦げやすく苦みが出てしまうのですが、豚肉の上に乗せていくことで、焦げずに済みます。
※片栗粉が底に溜まりやすいので、トングで全体を混ぜながら、ニラを並べていきます。
※火力は肉がある程度焼けるまでは強火で、それ以降は中火にします。
④生地にじゃがいもを浸し、今度はニラの上に乗せて全体に広げる。じゃがいもを乗せ終えたら、スプーン等で底面に隙間が出来ない様に残った生地を少しずつ、回しかけていく。
※⑤でも使うので生地は少し残しておく
※豚ばら肉とジャガイモでニラをサンドしてあげるイメージです。
⑤ある程度底面が固まっていたら、残りの生地を全体に少しずつかける。フライパンの淵に油を少しずつ、ぐるりと1周、回しかけ、フライパンを揺すり、油を馴染ませてあげる。蓋はせずに5分弱、弱火~中火で焼く。
※中火でじっくり、表面がカリッとなるまで焼いていきます。油は足りていれば、ここで足す必要はありません。
⑥チヂミをひっくり返し、表面も5分弱、焼いていく。更にひっくり返し、火力を強めて両面、1分ずつ焼いたら出来上がり。
海鮮チジミのレシピ
海鮮チヂミ 材料(フライパン28~30㎝で1枚分) | |
---|---|
にら | 1/2束 |
じゃがいも(メークイン) | 1個 |
人参(小サイズ) | 1本 |
卵黄 | 1個分 |
強力粉(なければ薄力粉) | 60g |
片栗粉 | 20g |
水 | 250cc |
あたりめ | 15g |
芝海老(素干し) | お好みで |
あさり(缶詰) | お好みで |
菜種油 | 適量 |
塩 | 適量 |
※水はあたりめが吸う分、豚ばら肉のチヂミよりも多くなっています。 ※タレの作り方は豚ばら肉のチヂミと同じです。 |
①生地の準備をする。あたりめを小さめのボウル等にいれ、分量の熱湯を注ぐ。粗熱が取れたら、あたりめは取り出し、食べやすいサイズにカット、裂いておく。強力粉、片栗粉を入れ、泡立て器等でよく混ぜ合わせる。タレも分量の材料を混ぜ合わせ作っておく。
※あたりめは一晩、じっくり浸してあげた方がやわらかくなります。
②ニラは3㎝幅、じゃがいも、人参は皮を?き千切りにする。①に卵黄、あさりの缶詰を適量、汁ごと加えて、混ぜ合わせておく。
※卵白も入れてもいいですが、若干粉っぽくなるのと、食感が変わってきます。
※あさりの煮汁と合わせて、最終的に液体が200cc位になる様に調整します(あたりめが吸った水分を補う)。
③熱したフライパンに大さじ2~3位の油を引いたら、芝海老を全体に広がる様に入れ、じゃがいもを生地に浸けてから、トング等を使い少しずつ焼いていく。全体に広げながら焼き、ある程度火が通ってきたら、生地ににらを浸し、よく混ぜ合わせながら、ニラも乗せていく。
※生地の水分は切りながら、じゃがいもだけを焼いていくイメージです。
※片栗粉が底に溜まりやすいので、トングで全体を混ぜながら並べていきましょう。
※ちなみに、ニラに小麦粉か片栗粉をさっとまぶしておくと、一体感のある仕上がりになります。
④生地に人参を浸し、今度はニラの上に乗せて全体に広げる。人参を乗せ終えたら、スプーン等で底面に隙間が出来ない様に生地を少しずつ、回しかけていく(生地は少し残しておく)。
※芝海老&ジャガイモと人参でニラをサンドしてあげるイメージです。
⑤ある程度底面が固まっていたら、残りの生地を全体に少しずつかける。フライパンの淵に油を少しずつ、ぐるりと1周、回しかけ、フライパンを揺すり、油を馴染ませてあげる。蓋はせずに5分弱、弱火~中火で焼く。
※中火でじっくり、表面がカリッとなるまで焼いていきます。油は足りていれば、ここで足す必要はありません。
⑥チヂミをひっくり返し、表面も5分弱、焼いていく。更にひっくり返し、火力を強めて両面、1分ずつ焼いたら出来上がり。
※タレは若干しょっぱめなので、付けるよりは、少量をかけながら頂くといいと思います。
2、阿部さんがどのようにしてチヂミのレシピを考案していったのかは部活の中で公開されています
前編でご紹介したインタビューを終えた後すぐに、阿部さんは部活内で、僕がチヂミを作ろうと思い至った経緯や、今回の企画の趣旨に関する記事を投稿して下さいました。
以下は部活内からの引用です。
『今回は出汁は使わない代わりに、ホタテの干し貝柱(飲兵衛が好きなやつ)を水で戻して入れる。身の食感も良いアクセントになる。あと桜海老も海鮮の風味と、カリカリ食感が加わり、いい感じ。言い出すと、いくつものポイントはあるのですが、その辺りも回を追って、お伝えしていこうと思っています。お楽しみに~(^^♪』
レシピ制作の依頼をしてから早速試作品を作って頂いたようで、ホタテの干し貝柱や桜海老を入れるなど、僕が希望した海鮮を使ったチヂミのレシピ考案を勧めていただいているようです。
僕が自分一人で海鮮チヂミを作ろうと思っても、せいぜいイカを入れるぐらいの発想しか無いですが、そこは流石阿部さんだなと感じました。
部活内のチャットにて早速お礼の連絡をしたところ。
なんと、海鮮チヂミだけではなく豚バラ肉のチヂミも考案していただけるとのことで、予想外のサプライズが嬉しかったのと、どんなチヂミに仕上がるのかとても楽しみで期待感がMAXです。
また、レシピの進捗具合に関しては部活内で「エネルゲってる?コラボ企画」と題して掲載していただける事となりました。(全8回に亘るコラボ記事に関してはおうちごはん研究部内に掲載中です。ぜひ御覧ください。)
随時公開されていくコラボ企画の記事を拝見すると、これがまた奥が深くて、テフロン製のフライパンと鉄せいのフライパンの違いや、旨味についての考え方などチヂミのレシピだけじゃなく阿部さんの料理に関する考え方にも触れることができて非常に楽しめる内容になっています。
3、阿部さんにレシピ制作の裏側と今後についてあれこれ聞いてみた
レシピを開発して頂いたあとで阿部さんに改めてお礼とともにお話をお聞きしました。
3-1では改めてチヂミの作り方について解説して頂きました。3-2では今回のレシピには公開していない、おすすめのタレについて教えていただいたのでチェックしてみて下さい。
その他にも今後の活動や阿部さんの新しい部活についてもご紹介していますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
3-1 You Tubeで本場のレシピを参考に模索することから始めた
今回もよろしくお願いします。
お願いします。
レシピの考案を何度もやっていただいたと思うんですけど、チヂミ作りを始めるにあたってどんな事から取り組まれたんですか?
やっぱりYouTubeでレシピを検索しましたよね。前にも話したと思うんですけど、僕の中で料理は健康法と直結している部分もあるので、例えば鶏ガラスープ粉末とか、味の素なんかを使ってない動画を参考にしました。
調理法自体も僕がイメージしていたものと全く違いましたね。
もし今作るとしたら豚肉は生地に浸さないでダイレクトに焼いてから、ニラやその他の具材は生地に浸して焼いたほうが良いと思います。豚肉って新鮮だと良いんですけど、若干臭みが残っちゃうんで豚肉はちゃんと焼いた方が良いと思います。
豚の臭みとかあんまり気にしたことなかったです(笑)
気にならない人はならないかもしれないけど、豚はちょっと注意しないと臭みが出るのでって感じですね。
3-2 ローソンの海鮮チヂミを超えた理想のチヂミ
おうちごはん研究部に第一弾、第二弾とコラボ企画の記事を沢山上げて頂いていたので、かなり試行錯誤されていますよね。
それぐらいやんないとって言うと語弊があるんですけど、なんかそれぐらいになっちゃうんですよね(笑)
自分一人でやっててもこうはならなかったなぁってしみじみ思います。
僕は正解であろう所のローソンの海鮮チヂミを食べてないし、本格的な韓国料理屋さんにいってチヂミとか食べたわけじゃないので、「これが美味しいチヂミ」っていう理想がない状態で、それでもチヂミじゃない美味い食べ物は食べたことがあるから、美味いものとして作るっていう感じでやってました。
僕からしたら速攻でローソンのチヂミ越えたし、あれが理想のチヂミだなって感じでした。
本当ですか!ありがとうございます(笑)
あと、タレもすごく美味しかったです。
タレは凄くシンプルになっちゃったけど、あれくらいシンプルですっきりしてたほうが美味いのかなって思います。
にんにくを擦り下ろしてコチュジャンと混ぜたタレは味が深いというか、コクがあるというか。美味しかったです!
にんにくはいいですよね。ちょっとアクセントで入れるとにんにくにも旨味があるので。
例えば、タレはポン酢とかではだめですか?
良いと思いますよ。おうちごはん研究部に手作りポン酢の作り方っていうレシピがあるんですけど、あれで作ってもらったポン酢が理想だと思います。
ポン酢も手作りのレシピがあるんですね!
おすすめですよ!チヂミのタレのレシピは醤油大さじ1、酢大さじ1で作ってますけど、これを単純にポン酢大さじ2に入れ替えればいいと思いますね。
3-3 今後作りたいレシピはビーフカレー、活動目標はきめ細かいイベントの開催
おうちごはん研究部について質問させていただきたいのですけど、今後取り組んでいきたいことってありますか?
ありますね。北海道の富良野に行った時に「森の時計」っていう喫茶店があって、そこで食べたカレーライスがものすごく美味しかったので、あれを再現したいなと思っていて、もう少し陽気が涼しくなったらカレーライスをやりたいと思ってますかね。
阿部さんが作るカレーって美味しそうだし楽しみですね。
沼って言われているんですよね、やりだしたら何処までもハマっていくから(笑)だから怖いは怖いんですけどやんなきゃ。避けては通れないので今年、年内にはやろうと思っています。
ビーフカレーとかチキンカレーとか、どういうカレーですか?
ビーフカレーですね。小麦粉とかじゃなくて、多分野菜のトロみとかなんですよね。りんごやら人参やら玉ねぎもそうですけど、ペースト的なものが入っていると思うんだよなぁ。
それは凄い楽しみですね!今後のおうちごはん研究部では活動の目標とかありますか?
今は僕が勝手にこの日に試食会やりますよっていうスタイルで、月に1回ランダムに募集しているんですけど、そうじゃなくて部員の都合に合わせたイベントをやっていきたいと思っています。遠方の方とかも、この日東京にいるんだけど僕のスケジュールが空いているなら料理食べてみたいとか、そういうニーズに答えていきたいと思っていますね。
面白そうですね!
行きたいけど予定が合わなくて来れない人とか、皆で行くのは恥ずかしいけど、一人だったら料理教わりたいなっていうそういうニーズもあると思うし、別にオプションはいくつも用意しておいていいと思っていて、だからこういうイベントをやっていきたいですね。
確かに遠方からだと予定を合わせて行く事が難しかったりする部分があるので、自分が東京に行ったタイミングで、もし阿部さんと都合が合えば会えるってのは良いですね。
そうですね。そういうのも投稿でアップしていけたら、そういう事やってるんだって見ている人も思ってくれて、今度行く時声かけてみようかなって思ってもらえるので、そういう文化を少しずつ作っていきたいですね。
3-4 30円の幸せを紹介する【みんなのスイーツ部】とは?
最近始められたみんなのスイーツ部についての質問なのですが、これは阿部さんだけじゃなくて部員の方も作ったスイーツを公開していく部活なんですか?
最近松嶋さんも入部されたと思うんで少し見ていると思うんですけど、基本的にはそういうコンセプトで、みんなが楽しんで投稿できる部活があったら楽しそうだなと思って作った感じですね。
見るだけの方もいると思うんですけど、そういう方も参加してOKな部活ですか?
全然OKですよ。スイーツも「甘い」って意味で捉えてほしくて、だからフルーツでもいいし、市販のお菓子でもいいし。自分が幸せになれる時間を共有してほしいなって感じですね。
必ずしも作ったお菓子じゃなくて市販のお菓子でも大丈夫なんですね。
僕はいいと思っています。近々僕がおすすめの市販のお菓子とかもアップしようと思っているんで。
スイーツ作れないから投稿できないというハードルは下がるんで良いですね♪
僕単純にロッテのチョコパイとか好きなんですけど、あれって安いスーパーだと180円ぐらいで売っているんですよ6個入で。1個30円でこんなに美味しいものが食べたい時に食べれるってすげー事だなと思うんですよね。
確かに言われてみればそうですね!
だから市販のお菓子とかでもこれ美味いぜ!ってのはシェアしても面白いと思ってて、そういうのをやっていきたいんですよね。
これでインタビューは以上となります!ありがとうございます。
ありがとうございます。
4、まとめ
今回の後編記事では、
・レシピ考案の一部始終
・レシピの公開
・レシピ制作の裏側
・おうちごはん研究部の今後の活動目標
・新部活「みんなのスイーツ部」について
をお伝えしました。
1章で紹介した阿部さんが部活内で公開されている「エネルゲってる?コラボ企画」の記事も大変参考になりますので覗いてみて下さいね。
今思い返すと、ローソンの「鉄板手焼 海鮮チヂミ」を食べたとが切っ掛けでチヂミ作りにどはまりした僕でしたが、なかなかローソンの味を超えることができずに困っていました。
そこに阿部さんが協力してくださったことで…というか、ほぼ阿部さんの力で、最高に美味しいチヂミレシピを作ることが出来ました。
阿部さんには本当に感謝です!
粉ものが好きな方もビールのおつまみを探している方も、夕食にもう一品欲しい方も2章で紹介したレシピを作ってみて下さいね♪
今回ご協力いただいた阿部さんが運営されている「おうちごはん研究部」と「みんなのスイーツ部」は下記からチェックできます。
見て楽しい作って美味しいレシピが沢山公開されています。
ぜひ、ご参加ください!
エネルゲってるライター 松嶋