みなさんエネルゲってますかー?エネルゲってる編集長の堤です。
今回は『一日一曲クラシック』の部長、二川さんにお話を聞かせて頂きました!
部活名 | 一日一曲クラシック |
部長 | 二川 倫 |
部員数 | 35人 |
発足日 | 2021年3月1日 |
なんといっても『一日一曲クラシック』さんは、ENERGEIA内での投稿数がナンバーワンの部活で、部活の名前の通りほぼ毎日投稿されているからこその投稿数を誇っています。
やはりENERGEIA運営チームとしては、その実態をお聞きして、かつ何か部活の運営の秘訣のようなものも聞いてみたいなと思い、インタビューさせて頂きました!
今回の記事では
- 『一日一曲クラシック』ってどんな部活なの?
- 部活を立ち上げたきっかけは?
- 部活をやってていてよかったことは?
- 今後の『一日一曲クラシック』 の行く末
をお聞きしています!
お話を聞いていくと「投稿数を増やすにはどうすればいいのか?」というよりは、部活の運営に迷っている方や部活を立ち上げようか迷ってる方にとても参考になるインタビューになっています。
ぜひご覧ください!
1、『一日一曲クラシック』ってどんな部活なの?
事前にお聞きはしたんですけど、『一日一曲クラシック』という部活は、どのように活動されているかっていうのを聞きしたいです。
これはその名の通り、毎日クラシックの曲を1曲投稿する、おすすめする部活ということでしょうか。
毎日、適当に選んだものをシェアするみたいな感じですね。
今日なんかこの曲聞いてみようかなみたいなものを探してっていう感じですか?
訳あって選ぶこともあれば、適当なこともあります。
5月5日はこどもの日じゃないですか。じゃあ、今週は子どもをテーマにした作品を扱ってみようとか。
七夕のときは夜に合いそうなものはないかなとかをやったり。
じゃあそれを投稿して、部員さんたちがその投稿を見て、例えば「聞いてみました!」とか「この曲、実は大好きなんです!」みたいなコミュニケーションがあるっていう感じですか?
時折そういうコメントもあります。
部員さんは結構いらっしゃると思うんですが、何人か一緒にやる仲間を誘って立ち上げられたんですか?
それか、副部長をやってくれる人と2人で立ち上げるパターンもあると思うんですが。
部活自体はもう完全に一人ですね
副部長みたいにサポートしてくれる人もいない状態で立ち上げて、今35人まで増えたっていうことなんですね!
誰も来なくてもいいやっていう感じで立ち上げましたね。
じゃあ、まず部活立ち上げてみて、自分の出来る範囲で1日曲投稿していってみようみたいなことだったんですね。
そうですね。
なんで増えたんですかね?(笑)
なんででしょうね?(笑)
ただ単に音楽に興味を持ってる人がいたってことじゃないですかね。
普段、どういうコミュニケーションが発生してるものなのかもお聞きしたいですが、「いいね」はよくつきますか?
そんなに多くはないですが、時折って感じです。
いいねとかコメントがつかないとちょっと心が折れてやめてしまいそうになったり、そこまでいかなくても、もうなんかちょっと休んでもいいかなとかもあると思うんですが。
スタートしたときが、そもそも誰も来なくてもいいやと思って始めたので。そう思ってやっていて、時々コメントやいいねがくるとありがたいです。
ということは、1日曲クラシックを聴いたり投稿すること自体がライフワークになっているという感覚ですか?
そうですね。確かにそんな感じかもしれないです。
今、ENERGEIAにはタイムラインの投稿以外に部活ライブラリだったりイベント機能もありますが、部活の中で使ってらっしゃいますか?
イベントの方はまだ全然で、ライブラリも使ってみようかな時はあったんですが、ちょっとあんまりしっくり来なくて。
ちなみにどんな風に使おうとされたんですか。
何かしら1つのテーマで曲を扱ったときにそれをまとめたことはあります。もう1つは扱った曲を一覧にするっていう使い方ですね。
タイムラインだと流れていきますし、ひとまとめにするのはいい使い方ですよね。
一日一曲クラシックさんはENERGEIA内でダントツの投稿数なんですよ。
ENERGEIAの最初期に多分あの立ち上げて頂いてるので、もう圧倒的投稿数ナンバーワンです(笑)
そのたくさんの投稿がタイムラインだと基本的には流れてしまうので拾い上げられるといいかもしれないですね。
2、クラシックと出会ったきっかけと『一日一曲クラシック』を立ち上げたきっかけ
ここからは二川さんに部活を立ち上げたきっかけやクラシックとの出会いをお聞きしていきます。
2ー1 ただただ自分がクラシックに詳しくなりたくて部活を立ち上げた
そもそもの話になるんですけど、部活を立ち上げたきっかけを教えていただけますか?
元々は「1日1曲聞いてたらクラシックが少し詳しくなったりするかな」と思ったタイミングでENERGEIAが発表されて、それをシェアするのにちょうどいいんじゃないかと思って。
そもそも何か自分でコミュニティを作ろうとか、発信しようみたいな風には考えたんですか。
特には考えてなかったですね。
じゃあ、タイミングも合ったというのもあるし、さっきも部長としてというか部活のスタンスをお聞きしましたけど、まずは自分のために一日一曲聞いて投稿するところがあったらいいかなと、すごく気軽な気持ちで始まったということですね。
もはや、気まぐれですね(笑)
なるほど(笑)
そもそもクラシックは好きだったわけですよね?
すごい好きっていう部類じゃないんじゃないかなと思います。時折聞いていたという感じです。
それはこう年数でいうと、いつぐらいから聞き始めてらっしゃるんですか?
15年以上前からちょこちょこと聞いたり聞かなかったりですね。
え!すごいですね!
こうゆっくりゆっくりクラシックを楽しんでいるという感じですかね。
たまに聞いて、全く聞かない時期もいっぱいありました。
やっぱり好きなこととかやりたいこととか熱中してることってこうずっとやってそうなイメージがありますし、好きなこととかをなかなか見つけられない人って「一個にしないといけない」っていうようなイメージがあると思うんですけど、二川さん自身は休み休みしながらここまでやってきたということですね。
クラシック自体に触れるきっかけっていうのは何だったんですか
きっかけ、、、
15年ぐらい前の話になるので思い出すのが難しいかもしれないですけど。
さかぼのってみると楽器を習ってた時期があったんですが、その時はむしろ好きではなくて、、、。
それは練習するのが大変だったからみたいなことですか。
そもそも音楽好きっていうタイプじゃなかったんです(笑)
そもそもですね(笑)
楽器をやっていたからクラシックに対して多少のとっつきやすさは持っていたのかもしれないですが、触れたのは気まぐれですね。
そもそも精神暗黒期みたいな時期がありまして(笑)
2ー2 クラシックとの出会いは精神暗黒期にガツンとくる曲を探すところから
なんですかそれは(笑)
ダークな精神状態に合う音楽ってないかなと思って。
確かに厳かな音楽やおどろおどろしい曲調のものもありますもんね。
後ろ向きな理由でスタートしてますね。心にガツンとくるものを当時は探してました。
その当時はどのように音楽を楽しんでいたんですか?
昔はCDを買ってましたね。
ちょっとCDを買いに行って試聴してから買うみたいな感じですか?
いやぁ、そのときは全然詳しくなかったんで
なんかこう曲名で重そうなやつを(笑)
重そうなやつ(笑)
「悲愴」とか(笑)
ジャケ買いってありますけど、曲名買いしてたんですね!
事前にラヴェルの「ピアノ三重奏曲」に大きな影響を受けたとお聞きしたんですけど、これにハマったって感じなんですか?
何度目かの精神暗黒期に出逢いましたね(笑)
何度かあったんですね(笑)
そのときの落ち込み具合に合ってました。
例えば、よく聞く話で失恋する時にこの歌ずっと聴いてたみたいな、
そういうのあるじゃないですか。
ありますねありますね。
そういう感じですね。その時期にずっと聞き続けてました。
1つの思い出の曲というか二川さんにとってすごく大事な曲というか。
ただ、いいのか悪いのかわかんないんですが、最近は聞かないです(笑)
それはよかったんじゃないですかね(笑)
また何かすごい精神落ち込み時期があれば聞くんだろうと思います(笑)
逆にその精神暗黒期を抜け出したみたいなエピソードはありますか?
それはないですかね。自然と抜け出してて、音楽もあまり聞かない時期に入っていきましたね。
なるほど!二川さんにとって、暗黒期にクラシックが必要で、抜け出したら音楽から離れていったんですね。
今は暗い系じゃないのも聞いています。
2ー3 ラヴェルの「クープランの墓」がすごく好きだけど、好きなものほど投稿できない
ダークな曲からは離れたんだけど、やっぱりクラシックは二川さんの中で大事なもので、今はまあちょっと抜け出したからいろんな曲聞いてるって事なんですね。
抜け出した後で、今すごくお勧めだったりこれ好きなんだよねっていう曲はあるんですか。
そうですね。いくつかあるんですけど、ラヴェルだと「クープランの墓」
っていう、墓って名前はついてますが、暗くない曲です(笑)すごく好きですね。
それはもう部活で紹介をされたんですか?
それが、あのー好きな曲ほど逆に。
はいはいはい!
いつか扱いたいって思ってるものほど、好きすぎてやりづらいって、
凄くわかります!好きなものほどっていうやつですよね。
どう語ればそれを表現できるんだろうというそこがちょっと。。。考えすぎてまだ扱えてないです。
当然、それは喋るのも難しいですが、書くとなるとなおさらですね。
すごくわかります。大事なものとか好きなものほどやっぱりちゃんと伝えたいから、なかなか外に出しにくいっていうのはあると思いますね。
クラシックとは最初、音楽とは自分は合わないんじゃないかなっていうところから、まあちょっと自分が精神的に落ちてしまったときに、クラシックっていうものに救われてというよりはその時に自分の楽しみとして接していたもので、そこから精神状態は良くなりw
(笑)
そこからクラシックも普通に聞くようになり、たまたまENERGEIAのリリースと二川さんがクラシックを嗜むタイミングが合って投稿するになったという流れだったんですね。
そんな感じですね。
3、部活を運営したからフィギュアスケートに触れる機会に恵まれました
例えば歌の部活で「ヘタカラ部」さんがありますけど、
「歌で何かをしよう」って思ってたわけじゃないんだけどカラオケで一人で歌っていて、ENERGEIAの勉強会でお会いした方が部活立ち上げましょうよと言ってくれて立ち上がったというエピソードがあります。
そもそも「コミュニティやろう」とか「ビジネスやろう」とかって全然考えてなかったっていうところから始まった
という話なんですが、
二川さんもまさに「自分が一日一曲クラシック投稿して詳しくなれるかな」っていうところからだったという話だったんですけど。
コミュニティはできちゃったわけじゃないですか。
そうですね。来てくださいましたね(笑)
これってやすごいことですよね。
そうですね。
やってみて良かったこととか何か得られたこととっていうのはありますか?
うーん、そうですね。
よくコメントをくださる方がいて、コミュニケーションがあるのは楽しいですよね。
その方がフィギュアスケートが好きで、フィギュアスケートってクラシックの音楽が使われることが多いので。
確かにそうですね!
フィギュアスケートについて熱く語ってくれて、僕もみて見て、確かに一流の選手は素晴らしいなって。
直接クラシックのことではないんですけど、人からそういう話を聞けるのは嬉しいですね
めちゃくちゃいい話ですね。
僕はサッカーをしているときにENERGEIAできるんですが、1人でボール蹴ってても楽しいんですよね
音楽を聴くってのも一人でできることと思うんですけど、聞いたものを持ち寄って何か話したりとかってするっていうのはなんかすごく楽しそうだなと思います。
一日一曲自分で聴いて楽しむ楽しさと、皆さんと分かち合う楽しさはやっぱり違うものがありますか?
曲の捉え方が違う部分を教えてもらえると、こういう捉え方があるんだというのは面白いですね。
部員さんに教えてもらって、曲に詳しくなれるというのは部活を立ち上げた「クラシック詳しくなれるかな?」という動機と繋がりますね。
それはコミュニティの力っていう感じがしますね。
4、『一日一曲クラシック』は、最近あんまり音楽聞いてない人やクラシックをちょっと聴いたみたいという人におすすめ
部活はもう30人を超えてるということなんですけど、何か今後こんな風にしたいというのはあるんですか?
今は考えてないですね。
二川さんが自身が一日一曲投稿するっていう部活ですもんね。
それでいいですもんね(笑)
そこで誰かに何か教えてもらったりフィギュアの話と繋がったり、あとは二川さんの発信で、新しいクラシックの曲との出会いを作ってらっしゃると思うのでそれを地道にやっていくだけっていう感じですかね。
部活にはどんな人に来て欲しいだったりどんな人に来てもらえるとすごくいい部活だよっていうのはありますか
最近あんまり音楽聞いてない人とか試してみて頂いたらと思いますね。暇つぶしになってくれたらなと。
あとは、二川さんの部活は1日1曲を淡々と投稿しているという話だったので、クラシックにちょっと興味あるって言う人にも入部してもらえるとちょうどいいかなと思いますね。
ENERGEIAを開けば、何か曲がオススメされるわけなので、それを聞いてみればいいですよね。
しかも、Youtubeで公開されてるものを紹介されてるって話でしたもんね。
そうですね。
再生を押せばそこで聞けるわけなんで、すごくいいですよね。
クラシックをめちゃくちゃ追求する部活があってもいいし、作曲家さん1人を深く追求するって部活があってもいいと思うのですが、
二川さんの「まずクラシックちょっと楽しみませんか」っていうのもすごくいいですね!
5、まとめ
今回は『一日一曲クラシック』さんがどのように活動しているのか、そもそもどのような経緯で部活が立ち上がったのかをお聞きさせて頂きました。
元々音楽が好きなタイプじゃなかったのに、精神暗黒期にガツンとくる曲を探す気まぐれから始まり、気まぐれでENERGEIAで部活を立ち上げたというのはとても面白い話でした。
そして、「自分がクラシックに詳しくなりたい」という思いだけで始まったからこそ、気楽に続けられることができて、そこに部員さんが集まってきてくれるというのは、部活をこれからやりたい人にも今すでにやってる人にも参考になる話だったんじゃないでしょうか?
今回の『一日一曲クラシック』さんのインタビューを読んで、ちょっとのぞいてみたくなった方は最後にボタンを用意してますので、ぜひ部活にアクセスしてみてください。
それでは、また!
エネルゲってる?編集長
堤