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【インタビュー】「デザインを文化としてつなげていきたい」ENERGEIAのロゴの生みの親、アートディレクター 小笠原愛

エネルゲってる?ライターのNaomiです。

今回は

ENERGEIAの顔でもあるこのロゴを作ったアートディレクターの小笠原愛さんにインタビューさせて頂きました。

インタビューでは、

  • 小笠原さんのアートディレクターとしてのお仕事
  • ENERGEIAのロゴが生まれた制作秘話
  • ENERGEIAを通じて愛さんの人生に訪れた変化

について語って頂きました!

デザイナーならではの視点から生まれる名言もたくさん!ぜひご覧ください。

もくじ

1、ENERGEIAのアートディレクターはどんな仕事をしているのか?

まず最初に、愛さんがデザイナーとしてどんなことをされているのか、具体的な仕事内容をお聞きしました。

1−1 ブランドの一貫性を保つための「イメージブランディング」の管理

ーーーまずはじめに、ENERGEIAのデザイナーとして実際どんなお仕事をされているのかをお伺いできますか?

2つあって、1つはイメージブランディングの管理です。

ENERGEIAのブランドがいつも同じイメージであるように管理をする、ということをしています。

「ENERGEIAってこうだよ」と誰がどこから見ても同じようにイメージができるように、管理をしています。

ーーーロゴやサイトの他にも、そういうイメージが出てくるところって何かあるんですか?

例えばENERGEIAのロゴって、いつも同じ色を使ってあるじゃないですか?

サイトやアプリ、例えばオフラインイベントをやってたりする時の配布物や展示物だったり、公式で使っている資料だったり、そういうところで、ENERGEIAのイメージを損なわないように気をつけながら、(ロゴやデザインを)管理しています。

今日の気分は黄色だから、とかいって、今日の気分でデザインを決めちゃったりとかしないように、平たく言うとそういう感じですね。

金太郎飴みたいな感じです(笑)。

新年会イベントの和佐木坂グッズ

1ー2 未来を見据えた拡張性の高い「インターフェースのデザインづくり」

ーーーENERGEIAのデザイナーとしてのお仕事は2つあるとおっしゃっていましたが、もう1つはどんなお仕事なのですか?

ENERGEIAチームでのお仕事の内容2つ目はUI制作です。

UIというのはUser Interfaceって言って、サイトやアプリのインターフェースのデザインを作ることですね。

今後は課金、決済の機能が入ったり、クラウドファンディングの機能を入れる話も出てきていて、そのように色々機能を付け足して行った時に矛盾のないデザインにしないといけません。

拡張性の高いデザインになるように気をつけないといけない、というのは結構課題ですね、私の中で。

デザインのガイドラインの一部

ーーーサイトの画面ひとつひとつのページのデザインやページ構成は愛さんが作ってるのですか?

みんなで「こんな感じの画面遷移になるといいよね」みたいなゆるい話しがあって、それを聞いて私の方でページのデザインを作っています。

ここをクリックするとこっちのページにいって、という流れを考えてシステム開発を担当している種市さんに伝え、それをプログラマーさんが実装してくれています。

でも私はデザインの方に偏っていて完璧に把握できている訳ではないので、足りない部分は種市さんに全て補っていただいているという感じです。

1ー3 【ENERGEIAアイコン制作秘話】100個以上のデザイン案の中から「壁ドン」!が決め手になった

ーーーENERGEIAのアイコンはとても印象的で、スマホのアプリの一覧で並んだときにとてもいいなって思いました。どんな風に考えて作ったのか教えてもらえますか?

あまり上手ではないんですけど、スケッチブックにこういうメモを書き始めるんです。

だいたい今回は100個ぐらい書いたのかな。

こんな感じで、ENERGEIAのイメージってこうだよなぁ、みたいなものとか、そこから連想するものを、できるだけたくさんのアイデアとして描いていきます。

左上から右に一列書いて、次にまた下に一列書いて、みたいな感じにして少しずつ形を変化させたりして。

ーーーお花みたいなデザインからアイデアが始まっているのは何か理由があるのですか?

ENERGEIAのイメージが、花が咲くとか、才能が咲いていく、みたいな話でした。

他には弾けていくイメージもあったので王冠みたいなものがあったり、没頭というコンセプトを表現するために燃えていたりとか、あと、ENERGEIAのEとかですね。

ENERGEIAっていう言葉自体がギリシア時代の言葉だと思うので、ギリシア神殿によく出てくるような模様を書いてみたりとか。

そうやっていろんな形を試していって途中まで書いて、ここに来て眠くなったんです、1日過ごして。

ーーーすごいですね!この作業を1日でやってたのですか?

1日だったかなぁ、2日だったかなぁ、もうだいぶ書いて疲れたなと思って、ここまで書いて、寝たんだと思うんです。

寝ている間もデザインの夢っていうのはしょっちゅう見るんですけど、(このときも)ロゴが夢に出てきて。

しきりに「これだよこれ」っていう風に言ってて、「えー!これなの?確かに気になるけどさぁ」って。

もう、壁ドンですよね!「俺にしろー」みたいな(笑)。

ーーー壁ドン(笑)

朝起きて、あーそっかぁ、と。

またここから書き始めたわけですけれども、やっぱこうチューリップみたいに咲いているのがいいのかなぁ、みたいな風に思ってやり始めて。

いや、でもこれカニの手みたいだろー、いやだなぁ。

「これ向き違くない?」

「上向いて、真ん中ちょっとこれあけてみたらどうかな?」

「なんかこの形が重要っぽいから、、、」

と色々試行錯誤して、「あー、これか!」みたいな。

(チューリップ→カニの手→ENERGEIA)

デザイナー的には「まぁ、これなんじゃないかな?」と思いながら、「これにします」とは私が決めるっていうのもなんか変だなと思うので、いくつかデザイン案を提出したんです。

4つのデザイン案

Aがギリシアの模様をスタイリッシュにまとめた、みたいな感じで、だいぶ男性性が高い。

Bがさっきのですね。炎の花が咲く、命が燃える、今を生きる、孵化。
ここでもう、「フレームエッグ」ていう名前をつけてます。

Cはフェニックスですね。これも燃えているイメージと鳥を表してます。

で、一番最後が「e」の文字ですね。これは螺旋とか終わりのない炎とか魂とかを表してます。

でもよく見るとBに踏襲されているんですよね、なんか重力が一番強い。

他にもロゴになった場合、こういう見た目になるよ、想定されるカラーはこんな感じだよっていうのを一つ一つ見せるためにこんな資料も作りました。

ーーーだいぶロゴのイメージがクリアになってきますね。カラーがオレンジっぽいのは愛さんの中で決まってたんですか?

暖色系にして欲しいっていうリクエストがあったんです。

これで検討していって、Bがいいよという風になったので、Bで作り進めて行きました。

フォルムの微調整とか、文字をきれいにキッチリ決めて、で色を決めてっていう感じで。

これで世に送り出そうとなりました。

2、デザイナーがクリエイティブな仕事をするためには「リサーチ」と「コーディネート」が不可欠

ーーーこういうクリエイティブな仕事をする時に大事にしていることは何かありますか?

とにかくいろいろリサーチをしています。

スケッチを書いたりする作業は1日でパッと短期間にやっているように見えますけど、それまでにいろいろリサーチしているんです。

ENERGEIAの場合だと、「情熱」というイメージの企業や赤とかオレンジのロゴってどんなものがあるかだとか、常に気になっていました。

そうして、実際に作業に入る前に頭の中をそれでいっぱいにしておいて、一気に作業する感じです。

ーーーリサーチする時はどんなものを見るのですか?色々見て組み合わせながら作る感じなのですか?

企業のロゴを見ますね。

私の中にある材料だけを使うと、冷蔵庫の中にある古い野菜だけを使って調理するような感じになるので、常に新しい材料を仕入れて自力で作ろうとしないというのはすごく大事にしています。

デザイナーというのは1から作る人ではなく、対象にとってよりフィットしたものになるように、アレンジしてあげるとかコーディネートしてあげるという意味合いの方が強いと思います。

ENERGEIAのロゴ制作の案にあったギリシアの花模様は私の中にあるものではなかったですし、できるだけそういうものを外から取り入れてきてアレンジしていく、コーディネーターの役割でした。

ーーー愛さんはデザイナーをはじめてどのくらい経つのですか?はじめから、そのようにコーディネートするという考え方でデザインしていたのですか?

デザイナー歴は17年ですね。

最初は絵を描きたかったので、やたらとオリジナルにこだわってましたけど、デザイナーがオリジナルにこだわるとものを作れないんですね。

多分、こだわりは初心者時代にはいらなくて、中堅以降になってから生きてくるのものではないかなって気がします。

例えば、ロゴは必ず100個ぐらい描くとか、そういうセオリーとか作法が分かった上で使うこだわりというのはすごくいいなと思います。

成長は遅いけどめげずに頑張ってきてよかったです。

3、完成のイメージが持てずに絶望していた開発初期とそれを乗り越えリリースできた時の喜び

ーーーENERGEIAの制作に関わってどのくらいになるんですか?

ENERGEIAの制作は最初から関わっていて、このロゴ作ったのが2019年の5月って書いてありますね。

アウトラインできたのが5月23日。もう3年になりますね。

ーーー進める中ですごく嬉しかったことだったり、逆に辛かったことがあれば教えていただけますか?

辛かったのは、なかなか形にならない時期があったということです。

開発スタートしてから半年ぐらい、最初のアプリ制作会社さんとはやりとりをしていてもなかなか前進する感じになりませんでした。

こういう場合、まずは営業的な人が前面に対応してくれて、開発側に引き継いでいくのですが、営業で出たこういう機能もああいう機能も入れていこうという話が開発側に全く伝わっていなかったんです。

結果的に制作会社さんの方で対応していただけないので、サイトマップまでこちらで全部作ったりして大変でした。

ーーーシステム開発にはありがちな問題ですね。開発側のフォローを依頼側である愛さんがしていた大変さは想像できます。他にどんなところが大変でしたか?

意思疎通がうまくできていないから、開発で発生するバグの数も多くて100個を超えていきました。

修正したと聞いたので確認してみるとまた新たな問題が発生して、さらにどんどんバグの数が増えていって、これ絶対次回までに直らないだろうな、って危惧していたら案の定という感じで。

前回言ったことを覚えてなかったりということもあったので、結局、課題もこちらで表を作って管理したりしていました。

だいぶ私も厳しい対応をしてしまっていたとは思います。

ーーー開発していた人の立場としては、想定していた工数よりもだいぶオーバーして「やってられない!」となってしまったのかもしれませんね。愛さんはそれを1人で抱えちゃった感じだったのですか?

その時は、1人で全部頑張ったんですね、全部リストで書き出して。

全部一人でできることをやり切った感があるので、今では良い経験をさせてもらったと思っています。

それに、多分この大変な感じを和佐さんも共有してくれてたから、私は平気だったんだと思います。

ーーーちなみに嬉しかったことも何かありますか?

あーはい。嬉しかったことは3つあります。

ロゴが誕生した時とwebサービスが開始した昨年の3月1日。

あとはアプリがリリースされた時ですね。

ロゴが誕生した時は、「あーここからこういうものを作ろうとしてるんだ」ていう認識が、この仕事に携わる全員で認識できて、徐々に形になっていくっていう感じがしました。

4、ENERGEIAの制作を通じてたどり着いた本当に機能するチーム

ENERGEIAという新たなプラットフォームを作るという大きなプロジェクトに携わる中で得られた気づきを伺ってみたところ、愛さんの仕事観や仕事に対する向き合い方の変化をアツーく語っていただけました。

4−1 いつも孤独を感じていて開発者を敵にしてしまっていた会社員時代

ーーーこれまでのお話からENERGEIAならではの経験をたくさんされているんだろうな、と感じました。そこで、この制作の経験から得た気づきみたいなものがあれば聞かせていただけますか?

チームで作り上げることの良さを実感できたことです。

会社員時代は、会社にたくさん優秀なデザイナーさんがいて常にプレッシャーがかかっていましたし、会社の都合で作ったアプリが世に送り出してもらえなかったっていうこともたくさん経験しました。

そういう中で仕事をしていると、頑張っても頑張っても認めてもらえてないという感じで、いつもどこか不完全燃焼みたいな思いがつきまとっていたんです。

それに、いつも一人で頑張っている感じでした。

ーーー1人で全部こなさないといけない感じのお仕事だったのですか?

一人でなんとかしなくてはいけない、とか、私が頑張らなくちゃいけないっていう気持ちがすごく強くて、いつも孤独だったと思います。

もちろん会社でもチームでお仕事をしていたんですけれども、できる人がたくさんいる中で「できない」って言うと「じゃぁ仕事しなくていいよ」って言われることもありました。

デザイナーよりも開発が強い会社だったので、例えばアプリを作る開発プロジェクトでデザイナー1人に対して開発者5〜6人いて、圧倒的に意見が弱いんです。

形にしてくださっている開発者はすごくありがたい存在ではあるのですが、仕事をやっていく中で、いつの間にか多分、敵になっていったと思います。

ーーー敵というと、要望を増やすとか仕事を増やすとかそんな感じだったのですか?

そうですね、要望増やしてきたりとか、作ったものに対する確認を全部こっちで一人でしなきゃいけないとか、助けてくれる人っていうよりも、負担を増やす人たちっていう。

開発者の都合でデザインいじられたりしたこともあって、「私いなくていいんじゃないんですか?」ていう気分になることもありました。

ーーー会社ってポジションを守るための力が強く働くから同じゴールに向かってる感じがしない、そんなイメージですか?

はい、開発者は開発事業部を背負ってきてるし、私はデザイン事業部っていう名前を背負ってきているわけですからね。

一つのアプリを開発した中で、デザイナーがいかに働いているかをちゃんと残さないといけないっていうプレッシャーを常に感じていました

4−2 1人でできることの限界を踏まえた先に実現した「ちゃんと頼れるチーム」

ーーーそういう組織にいると、みんなが同じように「いいものを作る」ところにフォーカスしていないジレンマが生まれて、苦しくなりますよね。ENERGEIAの制作チームはだいぶ違う感じですか?

チームENERGEIAでは少しずつ気持ちが変わっていって、相手の力をお借りしながら進める、ということを少しずつできないなりに覚えていった気がします。

会社員時代やENERGEIA初期の開発を通して、自分1人でできることの限界をつきつけられる体験をして、気が済んだというのもあります。

「あー1人でできることってたいしたことないし、むっちゃつかれんなー」と思うことで、気持ちがすごく楽になりましたね。

昨年末にちょっとやらかしてデータが先祖返りして、消えてしまったんです。

デザインの作り直しになって、開発の方のリソースも削ってしまうので、ご迷惑をおかけすることになるんですけど、誰もそんなに反応しなくて。

ーーーうまくいかない時に柔軟に対応してくれる雰囲気があるのとないのとでは全然違いますよね。今はそういう雰囲気でお仕事ができているってことですか?

フリーランスになってからも一人で頑張ってきた時期はいっぱいあって、何かちょっとミスをするとそれが大事になっちゃうんです。

でも、ちゃんと頼れるチームという形でチームが存在すると、なんかやらかしてもあんまり大事にならないものなんだなって感じました。誰も責めないし、まぁしょうがないよねっていう。

ーーーミスした時に責められるのは本当にキツいですよね。結果的に責任のなすり付け合いになるから、いいものになっていかないですよね。

会社ではなすりつけ合いっていうのは当たり前になっていて、そのこと自体は仕方がない部分もあると思います。

自分のせいになるっていうことがどれだけ恐ろしいかっていう強迫観念が蔓延してるので、その中で仕事するっていうのはやっぱり過酷ですよね。

話しながら多分、私疲れてたんだなって気がつきました(笑)。

5、デザインという文化を世の中に還元するために「つなげるデザイン研究部」を立ち上げました

ーーー愛さんはENERGEIAを利用者としても楽しみながら制作に取り組まれているように見えます。ENERGEIAをどういう思いで利用されているのか、お話しいただけますか?

制作側としては自分の子供みたいな気持ちでENERGEIAに接していて、今はやんちゃな小学生ぐらいな感じです。

子供は親の手を離れていろんな人のお世話になると思いますが、アプリの利用者さんはENERGEIAという子供を育てている親のような人たちだと思います。

それを他人事として見てるのはやっぱり良いアプリになっていかないかなぁと思っています。

それに、私自身、自分がやっていることに気がつくと没頭しているタイプなので、こういう人間がこのアプリを使うとどうなるかな、ということが知りたいっていうのもあって使っていますね。

ーーー部長さんとしても大活躍ですよね!最近はデザイナーとしても部活を立ち上げられていますよね?

ありがとうございます。

「つなげるデザイン研究部」っていうデザインの部活を作りました。

私は今までデザインのガチな発信はしてこなかったんですけど、ENERGEIAも形になり、その中で一緒にデザインを作ってくれる仲間が必要だなって最近思うので、仲間を集めるという目的があったりします。

あとは私が今まで培ってきたデザインという文化を世の中に還元していきたいなと思いました。

デザインを教えてデザイナーを育成して、そのデザイナーさんたちがお仕事を引き受ける、そういうサイクルを作っていきたいなと思って、月1回のペースでセミナーもやっています。

そんな風に自分が今まで生きてきた証でもあるデザインを、部活を作ってやっていくことで、よりユーザーとしての関わりも増えてきてますね。

「つなげるデザイン研究部」のイベント案内

ーーーそういうセミナーを開催する場合、色々な形でやり方があると思いますが、今回ENERGEIAを使ってみた理由だったりメリットだったりは何かありますか?

世の中にたくさんある老舗のSNSは本当にかゆいところに手が届く機能が満載だったり、至れり尽くせりになってるんですけれども、ENERGEIAはまだそこまで全然追い付いてはいないと思うんです。

やっとこの間アプリになって通知ができるようになったところなので、まだメリットっていうのは他のアプリに比べると少ないかもしれないです。

けれども、他のアプリに比べると半クローズドな状態という良さがあるんです。

そのことに本当に興味があって集まってきている人に対してデザインの発信をするのは、空気的に発信しやすいなと思いました。

ーーーそうですよね!クローズドなコミュニティだと言葉がきちんと届いていく感じがします。

Facebookだと、渋谷のスクランブル交差点の前で私がデザインについて語るみたいに、私の声が世界に吸収されていっちゃいます。

「こいつ何やってるんだ、邪魔だよ、どけ!」みたいな(笑)。

けど、今のENERGEIAの状態だと、デザインに興味があってとか、小笠原愛に興味があって集まってきてくださった方に語れるので、もう少し静かで半分閉じられた場所ですよね。

聴衆にとっても安心して聞いていられる場所で話を聞ける、そういう環境になりつつあるのかなっていう風に思いますね。

ーーーわかります、ENERGEIAはコミュニティを作る一歩としてすごくやりやすいと私も思います。ちょっとチャレンジしてみたい人にとって「部活」というコンセプトはすごく馴染みやすいですね。

コミュニティの核になる部分を作るのにすごくいいんじゃないかと思います。

コミュニティを作る時の一番最初のハードルはまず最初の核になる部分が作れるかどうかですよね。

その核を中心にして雪だるまのように少しずつ大きくなっていくのが理想ですが、この一番最初のコアなメンバーやメンバーが持っている空気感みたいなものを作っていくのはパワーが必要で、一つ山になってると思うんですよ。

渋谷の交差点の前でそれをやっちゃったりすると、逆に気圧で散って行ってしまいかねない、まとまりづらい感じになる。

なので、一番最初になる核を作るっていう意味で、すごく良い環境だなとは思いますね。

集まってくださってる方々もすごくあったかくて、試しに見にきてくれた人も「すごくあったかい雰囲気だね」っておっしゃっていました。

良いメンバーが集まるなぁっていう風に思います。

ーーー最後に、ENERGEIAでこんなことやっみたら面白そうだなぁ、と思うアイデアなどがあれば教えていただきたいです。

模擬店とかやりたいなぁと思っています。

昨年ENERGEIAの文化祭で部長の皆さんに発表をしていただいて、発表会みたいなことはできたのですが、実は模擬店もやりたかったんです。

お店屋さんごっこの延長線上で大したことない金額で売り買いする。

小銭で商品買ってもらうことの何が良いかっていうと、お試しになりますよね。

売ってる側も楽しい気分で販売できるし、試供品みたいに「これすごくいいなぁ」って思ってもらえたらまた買ってもらうっていう、そういう体験ができるといいなぁと思っています。

2021年にはオンラインで文化祭を開催しました

ーーー楽しそう!フリマみたいに気軽にできそうですよね。そのために期間限定でお試しに部活を立ち上げてみてもいいかもしれないですしね。

そうですね。決済機能がリリースされたので、小銭で買える模擬店をやろうって、今、しきりにCEOの和佐さんに吹き込んでいます(笑)。

6、クリエイティブなデザインはどんな場所から生み出される?愛さんのお仕事スペース大公開!

今回インタビューした愛さんのお仕事場の様子を撮影していただけましたので、ご紹介します。

さすが、デザイナーさん!と納得のオシャレな環境、憧れます!!

こんな環境だからこそ、クリエイティブなお仕事が生まれるのでしょうね!

さらに3枚写真を送って頂きました!

1、イラストはiPadで描いているけれど、それとは別でクロッキーと鉛筆は心の友。 アナログを忘れないことがいい仕事につながってます。

2、デスクはお気に入りの場所なので、ご飯もここで食べてます

3、PCの横には鏡と化粧ポーチを置いてて、仕事中もシケた顔をしていないか見えるようにしています。
トナカイさんはお気に入りなので常駐してもらってますw

7、まとめ

今回は、ENERGEIAアートディレクターとしてデザインを担当している小笠原愛さんにインタビューさせていただき、以下のお話を伺いました。

  • ENERGEIA制作チームでのお仕事
  • 制作を進める中で辛かったことと嬉しかったこと
  • デザイナーとして大事にしている信念
  • ENERGEIA制作のお仕事で得られた気づき
  • ENERGEIAを活用する中で見出せたデザイナーとしての今後の展望

愛さんのENERGEIAにまつわるストーリーから、ENERGEIAを通じて生き方を変化させている愛さんの様子が伝わり、オウンドメディアライターとしてワクワクさせてもらいながら、お話を聞かせていただきました。

今回のインタビュー後に撮影した1枚
お気に入りのトナカイを持って記念撮影していただきました!

まだまだ発展途上のENERGEIAはこれからもっともっと進化していきます。

それを支える制作チームのみなさんと共にその発展を見守り参加していけるのが、ENERGEIAの最大の魅力だと思います。

部員としてでも部長としてでも、少しでも興味のある分野を見つけたら、ぜひENERGEIAの扉を開いて関わってみてください!

エネルゲってるライター Naomi

P.S.

愛さんはENERGEIAのアートディレクターでありながら、部長としても部員としてもENERGEIAの中で精力的に活動されています。「つなげるデザイン研究部」だけでなく、「あいめし」という料理の部活も立ち上げています。よかったらのぞいてみてください。

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もくじ