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『音声配信部』の鳥山さんインタビュー!音声配信の魅力と日本全国を旅するライフスタイルについて語ってもらった

田中

エネルゲってる?ライターの田中です。

今日は、ENERGEIAの部活『音声配信部』の部長である鳥山よしきさんにインタビューしてきました。

音声配信部
部長鳥山
発足日2021年9月29日
部員数55名

『音声配信部』では「成長を楽しむ」をテーマに、音声配信という手段を用いて自分の”夢中”を伝えたい人たちが集まっています。

内容としては毎回お題が与えられ、無理なく楽しく音声収録、配信を練習しているそうです。

また、現在、2歳のお子さん、奥様とともに家族3人でノマド暮らしをされています部長の鳥山さんは、英語教師を12年勤めた後マーケッターに転身し、季節ごとに生活する場所を変え、いつでもどこでも仕事ができるライフスタイルで活動されているとのことです。

ライター自身も、音声配信に興味を持っていたり、季節ごとに生活する場所を変えているそのライフスタイルにも興味津々だったこともあり、前のめりで鳥山さんにインタビューさせていただきました。

今回は音声配信の魅力と、鳥山さんの変わったライフスタイルを中心にお聞きしてきましたので、どうぞ最後までご覧ください。

もくじ

1、発信する側にとっても受信する側にとっても、「音声配信」は生活の充実さを失わない

田中

なぜ、音声配信に情熱を注いでいるのでしょうか?

鳥山さん

直感的には僕がフィットしたっていうのが一番大きいですね。

ブログ記事を書いたり、ユーチューブを二ヶ月ぐらい毎日投稿したりとかもやったことがありますが、続けるのが難しかったんです。

ですが、音声配信はもう一年以上経つんですけど、続けられています。

音声配信は生活を犠牲にしないメディアだと僕は思っています。

田中

生活を犠牲にしないメディアとはどういうことでしょうか?

鳥山さん

例えば、10分間の音声配信をする場合、事前準備で何を話そうかなって考えるとしても、基本的に10分間話して終わりじゃないですか。

これがブログ記事やYouTubeだと諸々やることがあって、それ以上の労力がかかります。

受信する側も文章を読む必要がありますし、YouTubeも動画を見ると考えると、そこに集中してないといけませんが、音声配信だったら「ながら聞き」ができます。

別に今の生活を全く変えなくても、歩いてるときに流そうとか、家事してるときに流そうとかって感じで取り入れやすい。

音声配信はそういう意味で、発信する側にとっても受信する側にとっても、生活の充実さを失わない形で取り入れられると思うんです。

田中

たしかに、双方にとって負担が少ないっていうのは、継続するための大きな要素ですよね。

2、高校生で不登校になったとき「オールナイトニッポン」「TBSラジオ」に救われました

田中

鳥山さんは学生時代に不登校を経験したけれど、ラジオ番組に救われたとお聞きしています。

その点について詳しくお聞かせ願えませんでしょうか?

鳥山さん

不登校は高校の時で、高校1年の後半ぐらいから、最終的には高校3年の時まで行ったり行かなかったりみたいな感じが続きました。

その頃、お笑いに凄くはまっていて、『爆笑オンエアバトル』などを欠かさず見ていました。

「お笑い芸人っていいな」「人を笑わせる仕事って凄い素敵な仕事だな」と思って、自分もなりたいなって思っていたんです。

そんな中、やりたくない勉強や、勉強時間を書かされたりすることに意義を見出すことができなくなっていき、「何でこれやってんだろうな」「いや、そもそも何のために学校行くんだ」と思い始めていったんですね。

田中

はい。

鳥山さん

もともと僕、朝が弱くて寝坊がちだったのもあって、ちょっとした遅刻はあったんです。

ただ、ちょっとの遅刻でもめちゃくちゃ怒られて、それが自分的には耐えられなくて「なんでこんなちょっと遅れたぐらいでめちゃくちゃ怒られなくちゃならないの!」

「来たんだからいいじゃん!!」と思っていたんですね。

でも、先生はめちゃくちゃ怒るから、「そんなに言われてまで頑張って行くか?」「何のために学校に行くのかな」っていうところが疑問になっていきました。

最終的に、もう遅刻してめっちゃ怒られるならもう休んじゃえ、と(笑)

田中

(笑)

鳥山さん

「体調を崩して休みました」となると学校側は心配してくれるので、「だったら休んだ方がいいじゃん」ってなっていきました。

ちょっとした「休んじゃえ」からはじまったことなんですが、それが段々と助長されていき、夜寝ようと思っても寝れなくなっていったんですよね。

寝ようとするんだけど眠れない。

心の中で不安が渦巻いてきて、「自分って駄目だな」と思いはじめていったんです。

目を閉じてもなかなか寝付けないから流していたラジオ番組が、『オールナイトニッポン』とか『TBSラジオ』でした。

田中

なかなか人生ハードモードですね…

中でも一番記憶に残ってるのは『知ってる?24時。』っていう番組ですね。

0時からくりーむしちゅーの上田晋也さんの番組があり、1時から『オールナイトニッポン』『TBSラジオ』があって、中でも僕が一番好きだったのが『極楽とんぼの吠え魂』でした。

ですが、ちょうどその頃極楽とんぼの山本さんの事件があって番組が放送中止になったときは、本当に涙が出るくらい悲しかったですね。

その他にもラジオからはいっぱい影響を受けていて、当時「ラジオパーソナリティーになれたらいいなぁ」と漠然と思ったりしていました。

田中

「ラジオ」っていう存在自体が、当時の鳥山さんにとってもの凄く貴重なものだったんですね。

鳥山さん

そうですね。その頃の苦しかった自分を救ってくれましたね。

3、2〜3ヶ月に1度は引っ越しする日本全国を旅するライフスタイルについて根掘り葉掘り聞いてみた

次に本章では、

・日本全国を旅するライフスタイルをはじめたキッカケ
・住んだ良かった場所や、印象に残っているところ
・将来的なことについて

具体的に語っていただきました。

3ー1 日本全国を旅するライフスタイルのキッカケは、英語教師を辞めてオンラインで仕事ができるようになったこと

田中

なぜ、いつからこのライフスタイルをやっているのか?また、やろうと思ったキッカケがあれば教えてください。

鳥山さん

2020年の10月頭からこのライフスタイルを始めたので1年と4,5ヶ月ぐらいたったところです。

田中

コロナど真ん中の時期にこういった生活に入ったんですね。

鳥山さん

あっ、そう言えばそうですね。

田中

それもなかなか勇敢ですよね。

何かキッカケはあったんですか?

鳥山さん

キッカケのひとつは、教師をやめてオンラインで仕事ができるようになったことですね。

オンラインで仕事ができるので、別に住んでる場所にこだわる必要はないから、寒いときは暖かい場所に行って、暑いときは涼しい場所に行きたいなと、数年前から思ってはいたんです。

「ちょっとこういうことやりたいんだけど」って奥さんに話して、実際やるとなると、どれだけお金が掛かるのかを奥さんが調べてくれて、コロナとかGOTOキャンペーンが重なったのがあったと思うんですけど、普通に賃貸で家を借りてるよりも安かったんですよ。

最後は奥さんがもう決めて、「じゃあ、やる?」みたいな。

僕もやりたいなと思いつつ、足踏みしていたんですけどね(笑)

これが大きなキッカケでした。

田中

そうですよね。奥様の了解が得られないと難しいですもんね。

3ー2 今まで住んだ場所で良かったところは、今いる場所、もしくは長野県の野尻湖がある信濃町でした

田中

今まで住んだ場所で良かったところ、印象に残っているところのエピソードがあれば教えてください。

鳥山さん

これはちょっと難しいですね。

というのも、今13箇所目なんですけど、ほぼ良かったですから。

今いる場所か、長野県の野尻湖がある信濃町という場所がトップ2ですね。

僕は自然が大好きなんで、今の場所は、歩いて5分くらいのところに海があって人が少なくて静かです。

自然に触れられるし、自分のことに集中できるし、長野県の信濃町も歩いて二分ぐらいのところに湖がありました。

長野県に滞在していたときは夏だったんで、湖で泳いで湖畔のデスクで仕事をしてまた泳いで、みたいな感じがすごく気持ち良かったですね。

田中

なんか聞いてるだけですごく羨ましい感じがするんですけど(笑)

そんな生活が実現できるんですね。

鳥山さん

できますよ。

もうひとつキッカケがありまして、いわゆる「ミニマリスト」の実践です。

今はメルカリやヤフオクで中古で売り買いが簡単にできるので、レンタルみたいな感じで物を使え、手放すことも躊躇なくできるんですよ。

僕の例で言えば、電子レンジはとっくに手放していたし、炊飯器、冷蔵庫、洗濯機、掃除機あたりの家電系はほぼ一回手放してます。

で、その延長で「家も手放せるんじゃないか」と思い、身軽になっていく実験の最たるものが家だったわけです。

田中

今まで家電とかを手放してみたりしてミニマリスト生活をやっていく中、その最終系が家を手放すことだったんですね。

ギターは旅のお供
鳥山さん

今さっき、田中さんが「そういう生活が可能なんですよね」っていう言ってくださいましたけど、家に物がいっぱいあると、普通は簡単に手放すことができないと思うんです。

固定の家を持ちながら移動するとなると、家賃が二重にかかってくるので、費用的にちょっとかかり過ぎるから僕にはできないですね。

そういう意味で物を手放して荷物は最少で済むから、このライフスタイルを実践できているというのはあります。

ちなみに、百二十サイズの段ボール1箱と、機内持ち込み用のスーツケース1個にギタ一1本で、移動時のリュックがありますけど、これで家族3人の全荷物です。

田中

そうしないと、確かにそんなに頻繁に移動できないですもんね。

鳥山さん

そうです。少ない荷物だからできることなんで。

物を手放せないとなると、このライフスタイルを実践するのは結構キツイと思います。

田中

物を手放した先に今のライフスタイルがある感じですよね。

鳥山さん

そうですね。移動のたびに、荷物の身辺整理が行われている感じですね。

だから、本当に大事な必要なものしか持ってない状態です。

3ー3 将来的なライフスタイルは未定だが、子育て方針は12歳で自立すること

田中

これからお子さんが大きくなっていく中、将来的にはどのようにしていこうと考えていますか?

鳥山さん

うちは子育て方針が12歳自立なんですよ。

この「自立」というのは、僕ら両親がいなくても一人で生きていけるというレベルの自立です。

つまり、お金の稼ぎ方も自分で考えて行動できるし、食事、掃除とか、衣食住といった生活面も自分一人でできることを目指しています。

田中

12歳での経済的な自立はなかなかハードですよね。

鳥山さん

12歳だったら雇われて稼ぐことのほうが難しいから、自分でビジネスを「誰に、どういう価値を提供してお金を得るのか」なども考えられるようになってもらう必要があるので、それに向けて全部やっていきます。

場合によっては、僕はお小遣いを暗号通貨で渡してもいいんじゃないかとすら思ってますね。

村上ファンドの村上さんは子供の頃、親からお金を渡されて、そのお金で自分で資産運用しろという感じで株の勉強したりという話を聞いたことがあるのですが、それに似たような感じのことも考えています。

鳥山さんとお子さん
田中

このライフスタイルも貫いていく感じですか?

鳥山さん

これはあんまり決めてはいませんが、僕が知ってる範囲では日本で是非ここに行かせたいなという学校に出会えてないので、海外の学校になってくるかもしれませんし、最近はホームスクーリングなどもありますからね。

将来のライフスタイルに関しては、全然決めていないです。

ただ、やっぱり集団の中で生きる経験はしてもらいたい。

前半にも言いましたけど、僕はどうしても学校に行かなきゃいけないという思想ではないから、プラスになる範囲では行ってもらったらいいし、本人と話して決めればいいと思っています。

田中

元英語教師だったこともあり、教育者マインドはすごく残ってますよね。

鳥山さん

そうですね。教育にはすごく情熱があるので。

田中

だからすごく考えられてるんだなって、今ちょっと思いました。

鳥山さん

ありがとうございます。

4、『音声配信部』は「楽しめる」ことをもっとも大事にしている

田中

最後に、エネルゲイアで鳥山さんがやっている音声配信部のアピールポイントを語ってもらいたいなと思います。

鳥山さん

そうですね。

今日、僕は一番最初に音声配信は「フィットしたから続けられた」というお話をしました。

結局、最も遠くに行ける人は、僕は「続けられる人」だと思っています。

「そうは言ってもなかなか続かないんだよ」というのが結構な人の本音だと思うんですけど、続ける上で大事な要素が「楽しめる」ことだと僕は思ってるんです。

楽しめちゃうことって、ついついやっちゃうじゃないですか。

ついついやっちゃうから気がついたら続いていた、があると思うので「楽しめる」を僕は大事にしています。

だから僕はずっと「成長を楽しむ」というの言葉をスローガンに掲げており、音声配信でも毎回言っています。

田中

「成長を楽しむ」って素敵なスローガンですね。

鳥山さん

音声配信部では毎週1回テーマが用意されており、Zoomで集まって1人3分間話すという1人喋りを練習する機会が用意されています。

その3分間では周りのメンバーが「えっ、これってどうなの?」「えっ、これなぜですか?」とか「ここもっと聞かせてください」とチャットをどんどん入れてくれるんですよ。

本当の音声配信だったら1人で丸々話をしますが、ここに参加するとチャットで質問を投げてくれるので、答えているだけで勝手に3分間話せてしまうわけです。

田中

音声配信を練習しながら続けていくために大切な要素である「楽しむ」ことができる環境が、音声配信部には整っているわけですね。

素晴らしいです!

5、まとめ

今回のインタビューでは、エネルゲイア音声配信部の部長である鳥山さんに、

・音声配信の楽しさ、魅力、没頭のキッカケ
・家族とともに日本全国を旅しながらのライフスタイル
・ENERGEIAの部活『音声配信部』のアピールポイント

などについて語っていただきました。

筆者がインタビューさせてもらって興味深かったのは、鳥山さんという人物の「ユニークさ」です。

現在マーケターというお仕事をされていますが、そこに至るまでも様々なご経験をされていることが、鳥山さんの「ユニークさ」につながっているのだと、筆者は確信しました。

直接お話すると、今回記事にした内容以上のことをうかがい知ることができると思います。

この記事を読んで鳥山さんに興味を持たれた方は、一度、音声配信部をのぞいてみてはいかがでしょうか?

エネルゲってるライター 田中

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もくじ